「風の時代」の次は「水の時代」になるのか?と気になる方も多いかもしれませんが、占星術の視点から見ると、次に必ず「水の時代」が来るとは限りません。ここでは、占星術のサイクルや時代の流れについて解説します。
風の時代の次に来る時代とは?
占星術では、木星と土星が約20年ごとに重なる「グレートコンジャンクション」の要素(火・地・風・水)が、その時代の価値観を象徴すると考えられています。
- 地の時代(1802年〜2020年)
物質主義・安定・組織・権威の時代 - 風の時代(2020年〜約200年続くと予想)
情報・自由・つながり・分散の時代
過去200年以上にわたり、木星と土星のグレートコンジャンクションは「地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)」で起こっていましたが、2020年以降は「風の星座(水瓶座・双子座・天秤座)」で続くようになりました。この流れがしばらく続くため、「風の時代」が今後も続くと考えられています。
では、「風の時代」の次に来るのは「水の時代」なのか?
実は、すぐに「水の時代」になるわけではなく、次の時代の流れを決めるのは木星と土星の動き次第です。
水の時代はいつ来るのか?
占星術的に「水の時代」が来るのは、木星と土星のグレートコンジャンクションが「水の星座(蟹座・蠍座・魚座)」で繰り返されるタイミングですが、現時点では、風のエレメントが続くと予想されています。そのため、「水の時代」がいつ来るのかは明確には決まっていません。
しかし、短期的には「水のエネルギーが強まる時期」が来る可能性があります。たとえば、2025年〜2026年には冥王星が水瓶座に完全移動し、その後、海王星が魚座から牡羊座へ移動します。これにより、一時的に水のエネルギーが強まり、感情やスピリチュアリティが重視される時期が訪れるかもしれません。
風の時代の次に考えられる変化
「風の時代」が続くとしても、その中で新しい流れが生まれる可能性があります。たとえば、次のような変化が考えられます。
- 風と水の融合が起こる
情報やテクノロジーの発展(風)と、感情や精神世界(水)のバランスが取れる時代になるかもしれません。メタバースやAI技術といったデジタル社会の進化と、心理学やスピリチュアルな要素の融合が進む可能性があります。 - 水の価値観が一時的に強まる
風の時代が進むにつれ、デジタル化や合理性に偏りすぎた反動で、「人間らしさ」や「感情の豊かさ」を求める動きが強まるかもしれません。これにより、芸術、精神性、共感、癒しといった「水の時代的な要素」が注目されることも考えられます。 - 完全な水の時代はまだ先
現在の天体配置を見る限り、次の200年ほどは風のエレメントが中心となる可能性が高く、「水の時代」に完全移行するのはさらに遠い未来かもしれません。
風の時代の次は水の時代なの?のまとめ
占星術の視点では、風の時代の次に必ず水の時代が来るとは限りません。今後も風のエネルギーが中心となる時代が続くと考えられていますが、その中で「水のエネルギーが強まる時期」は訪れる可能性があります。感情や精神世界の重要性が高まることもあるため、時代の流れを柔軟に捉えながら、自分に合った生き方を見つけることが大切です。